EYストラテジー・アンド・コンサルティングの会社概要
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティングの公式サイト
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EY Strategy and Consulting Co., Ltd.、略称EYSC)は、2020年10月に設立されました。この設立は、EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社(EYTAS)とEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社(EYACC)が統合された結果です。EYSCは、東京都千代田区に本社を構えており、代表取締役社長は近藤聡氏です。
EYSCは、戦略的トランザクション支援とコンサルティングサービスの二つの主要なサービスラインを提供しています。戦略的トランザクション支援には、M&A、資本配分、バリュエーション、デューデリジェンスなどが含まれ、クライアント企業が重要な経営判断を行う際のサポートを提供しています。一方、コンサルティングサービスは、デジタル時代におけるビジネス変革の推進を目的としており、経営戦略、業務改革、テクノロジー導入、リスク管理などの分野でクライアントを支援しています。
EYSCは、世界150カ国以上に展開するEYのグローバルネットワークの一部であり、グローバルに約30万人のスタッフが在籍しています。この広範なネットワークを活用することで、EYSCはクライアント企業に対して高度な専門知識と幅広い業界経験を提供し、国際的なビジネス課題にも対応しています。
社名 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 |
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設立 | 2020年10月(1999年4月設立)※EY Japanの経営コンサルティングを担うConsultingサービスラインと、戦略的トランザクションを支援するStrategy and Transactionsサービスラインを擁する法人として業務開始 |
資本金 | 4億5千万円 |
代表 | 代表取締役社長 近藤 聡 |
従業員 | ー |
所在地 | 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー <大阪オフィス>大阪府大阪市北区角田町8番1号 梅田阪急ビルオフィスタワー38階 <福岡オフィス>福岡県福岡市中央区天神二丁目12番1号 天神ビル |
沿革 | 2010年、アーンスト・アンド・ヤングの各社展開してきたアドバイザリー業務を、より専門性を発揮し、フォーカスしたサービス部隊を作るため設立。 2017年、日本におけるEYメンバーファーム間の調整機能を担う「EYジャパン合同会社」、またこれまで新日本有限責任監査法人のアドバイザリー事業、EYアドバイザリー株式会社、EYフィナンシャル・サービス・アドバイザリー株式会社が、それぞれ提供してきたサービスを集約して、「EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(EYACC)株式会社」を立ち上げ、組織再編 2020年、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)に社名変更。EY Japanの経営コンサルティングを担うConsultingサービスラインと、戦略的トランザクションを支援するStrategy and Transactionsサービスラインを擁する法人として業務開始。 |
EYストラテジー・アンド・コンサルティングのキャリアパス
コンサルタントの初期段階
EYでのキャリアパスは、まずコンサルタントとしてACG(アドバイザリー・コンサルティング・グループ)やTCG(トランザクション・コンサルティング・グループ)に所属することから始まります。コンサルタントの間は、数年にわたってさまざまなプロジェクトにアサインされることで、多岐にわたる業務経験を積むことができます。
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティングの中途採用サイト
シニアコンサルタントへのステップアップ
シニアコンサルタントに昇格すると、一つのユニットに正式配属されます。ここで、特定の専門分野に集中してスキルを磨き、さらに深い知識と経験を得ることが期待されます。
キャリアチェンジ制度
各ユニットに配属された後も、EYでは個人のキャリアプランに合わせて、チーム間の異動が可能なキャリアチェンジ制度を提供しています。これにより、社員は自分の興味や目標に応じて、異なる分野やプロジェクトに挑戦する機会を持つことができます。柔軟なキャリアチェンジ制度は、社員の成長とキャリア開発を支援するための重要な仕組みです。
キャリアパス まとめ
EYのキャリアパスは、多様なプロジェクトを通じて幅広い経験を積み、専門分野に集中してスキルを磨く機会を提供します。さらに、キャリアチェンジ制度により、個々のキャリアプランに応じた柔軟なキャリア形成が可能です。これにより、社員は自己成長を続けながら、EYでのキャリアを築いていくことができます。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収情報(公式:2024年6月時点)
職位 | 年収範囲(万円) |
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コンサルタント | ー |
マネージャー | ー |
シニア | ー |
アドバイザリー | ー |
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収情報(口コミサイト:2024年6月時点)
職位 | 年収範囲(万円) |
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コンサルタント | 888万円(450万円~1,950万円) |
マネージャー | 1,207万円(875万円~1,800万円) |
シニア | 930万円(700万円~1,350万円) |
アドバイザリー | 736万円(650万円~850万円) |
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの評判・口コミ
EYストラテジー・アンド・コンサルティングに関する口コミはネット上では以下のように語られています。あくまで参考としてご確認ください。
働きがい:顧客課題を解決し、顧客から喜ばれることに勝るやりがいはないと思っているが、それが達成できる環境があり満足している。
成長・キャリア開発:目指す方向性とやっている業務が一致しているという前提はあるが、学習コンテンツやサービスなどのサポートも充実しているため、ここで成長できなければどこでもできるの?と思っている。
キャリアはある程度定めた中で入社しているため、個人的には選択肢が広くなくても問題がなく、要求を満たしている。
(EYストラテジー・アンド・コンサルティングのopenworkより)
(選択肢が狭いと言っている訳ではなく、必要がないため状況は分からない。)
働きがい:日本を代表する業界トップ層の大企業も含めて、再編にかかわる企業の大きな変革期に、そのディールや会計的解釈のコアとなる専門的業務に関与することができる点には、非常に大きな働きがいを感じた。
成長・キャリア開発:各種の成長のための材料や舞台は豊富に用意されているが、基本的にはプロフェッショナルとして自己責任において自学自習を求められる。自習力の無い者には一定のフォローを義務的にもしくは指導者の厚意により行なった上で次のキャリアステップを自主的に選択するように迫られる。
(EYストラテジー・アンド・コンサルティングのopenworkより)
入社を決めた理由:他のBig4と比較して、いい意味でドライでもあり良い距離感でチームのメンバーと仕事ができると考えたため入社した。
コミュニケーション能力が高く、表面的ではあるが温厚な人々が集まっている印象を持った。他のBig4では面接の段階で、高圧的な態度の人にも遭遇し(戦略的かもしれないが)、そのような人がチームに一定数存在しているという印象を抱いた。「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:マネージャ以上はハードワーカーではあるが温厚な人が多く、背中を追っかけて下が仕事するような環境であると認識したため、スタッフ層からすると働き易い環境であると感じている。自分自身がプロアクティブに行動していれば、困った時に惜しみなくアドバイスをしてくれる上司が多く、チームでの協力体制も構築されている。一方で、やるべきことをやっていない、受け身の姿勢でいると、誰も助けてくれない環境である。
(EYストラテジー・アンド・コンサルティングのopenworkより)
入社を決めた理由:グローバル規模のプロジェクトに参画できる可能性があることとマネージャーへの昇格までの数年間で、汎用的なビジネススキルを身につけることができ、今後のキャリアパスの方向性を拡げられると考えたこと
「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:2点とも妥当であった。
(EYストラテジー・アンド・コンサルティングのopenworkより)
前者についてはこれまでの担当案件のうち半分くらいがグローバル規模のプロジェクトだった。後者については、身近に手本となるべき上司が複数おりそれぞれがダイバーシティに富んでいるため、上司の動きと見ながら参考にすべき点とそうでない(と考える)点を自分なりに考えながら、総体としての自己成長に繋げることが出来ている。
働きがい:いわゆるPMOのような伴走型案件はほとんどなく、大多数がビジネスデューデリジェンスなどのトランザクション系案件か、戦略立案系案件。難易度は高いものの、ただ作業をこなすだけのような案件はあまりないため、働き甲斐は非常に大きい。
成長・キャリア開発:ただ作業をこなすだけの案件はほとんどなく、案件ごとに新たに学ぶことが多い。キャリア開発という点でも、事業会社の経営企画部やベンチャー企業のCXOポジション、MBB、ファンドなどへ転職している方が多く、非常に将来の展望は明るい。
(EYストラテジー・アンド・コンサルティングのopenworkより)
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの求人情報
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティングの採用サイト
- 自動車・運輸業界向け ビジネスコンサルタント
EY Advanced Manufacturing & Mobilityチームは、自動車業界やBtoB製造業界に対し、戦略策定から実行支援までEnd to Endでサポートし、企業の成長と社会課題解決に貢献します。
- 金融テクノロジーコンサルタント(銀行/保険/証券)
FSO部門は金融業界の持続的成長を目指し、IT戦略、システム導入、データ分析、サイバーセキュリティなど幅広いコンサルティングを提供します。
- 戦略コンサルタント
EYパルテノンのストラテジーチームは、成長戦略策定や市場評価、新規市場参入戦略などを通じてクライアントのビジネス変革を支援します。
- 上下水道/インフラストラクチャー・アドバイザリー
EYインフラストラクチャーアドバイザリーチームは、上下水道や再生可能エネルギー分野でのPPP/PFI支援、事業戦略策定、資金調達支援などを提供し、社会課題解決に貢献します。
- IT/Data Strategy Consultant
Data and Analyticsチームは、データとAIを活用し、セールス、マーケティング、サプライチェーンなどのビジネス変革と課題解決を支援します。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの福利厚生
EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、充実した福利厚生を提供しています。育児支援として、ベビーシッター利用に補助金を支給し、健康保険制度や総合福祉団体定期保険で社員の健康と安心をサポートしています。また、東京海上日動メディカルアシストやメンタルサポートサービスにより、医療とメンタルヘルスのケアも万全です。企業型確定拠出年金(401K)制度で将来の資産形成を支援し、カフェテリアプランや全国契約宿泊施設の割引利用など、社員の多様なニーズに応えるサービスを提供しています。
- ベビーシッター利用等補助制度
社員がベビーシッターを利用する際に、補助金を提供し、育児を支援しています。
- 健康保険制度
社員の健康をサポートするための健康保険制度を完備しています。
- 総合福祉団体定期保険
社員のための総合的な福祉団体定期保険に加入し、安心を提供しています。
- 東京海上日動メディカルアシスト
医療に関するサポートを提供する「東京海上日動メディカルアシスト」を導入し、社員の健康管理を支援します。
- メンタルサポートサービス
社員のメンタルヘルスをケアするためのメンタルサポートサービスを提供しています。
- 企業型確定拠出年金(401K)
社員が自ら運用する企業型確定拠出年金制度(401K)を導入し、将来の資産形成を支援しています。
- カフェテリアプラン
社員が自由に選択して利用できるカフェテリアプランを提供しています。これにより、医薬品や健康関連用品の購入、スポーツクラブ、旅行などを選ぶことができます。
- 全国契約宿泊施設の割引利用
全国の契約宿泊施設を割引価格で利用でき、リフレッシュや旅行を支援しています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングのまとめ
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティングの中途採用サイト
EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、幅広い業界に対して戦略的、技術的なアドバイスをもたらし、企業がそのパフォーマンスを向上させ、目標を達成するための支援を行っていることが明白です。包括的なコンサルティングサービス、従業員の成長を促進する職場の文化、多様性と包摂性の高い価値観を核として、クライアント企業の広範な課題解決に貢献しています。
この記事を通じて、EYストラテジー・アンド・コンサルティングが提供するサービスの範囲、採用情報、職場環境について深く理解することができました。同社では、従業員がその専門技術を磨き、キャリアを築くための厚い支援があり、これが多くの転職希望者にとって魅力的な選択肢となっています。さらに、持続可能なビジネス成長を目指し、社会への貢献にも積極的に取り組んでいることから、その社会的な価値と影響に期待が寄せられています。
参考文献
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[3] – https://www.onecareer.jp/companies/219
[4] – https://gradsguide.jp/media-article/ey-strategy-hyouban/
[5] – https://gaishishukatsu.com/archives/191075
[6] – https://abuild-c.com/highcareer-shukatsu/ey-shinsotsu/
[7] – https://www.eysc.jp/recruit/career/
[8] – https://www.eysc.jp/recruit/blog/messe/
[9] – https://doda.jp/DodaFront/View/Company/j_id__10105306281/
[10] – https://en-ambi.com/agency/a-3863/
[11] – https://jp.indeed.com/q-ey%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE-l-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD-%E5%8D%83%E4%BB%A3%E7%94%B0%E5%8C%BA-%E6%97%A5%E6%AF%94%E8%B0%B7%E9%A7%85-%E6%B1%82%E4%BA%BA.html
[12] – https://www.eysc.jp/recruit/company/
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[16] – https://www.ey.com/ja_jp/careers/consulting
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[31] – https://izul.co.jp/media/tips-for-changing-jobs/ey-strategy-and-consulting/
[32] – https://intelli-gorilla.com/media/1621