ベイカレント・コンサルティングの会社概要
株式会社ベイカレント・コンサルティング(BayCurrent Consulting, Inc.)は、1998年に設立され、日本を拠点とする総合コンサルティングファームです。会社の本社は東京都港区麻布台にあり、代表取締役社長は阿部義之氏が務めています。2024年2月期の売上高は939億円で、従業員数は4,761名(2024年4月時点)です。
ベイカレント・コンサルティングは、戦略立案から業務改善、ITソリューションの提供まで、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。同社の強みは、戦略から実行まで一貫した支援を行う体制にあり、特にデジタルトランスフォーメーション(DX)の分野で高い評価を得ています。クライアント企業の業績向上を目的としたDX戦略の策定やAI、IoTの実装、デジタルマーケティング、オペレーション改革など、多岐にわたるサービスを提供しています。
また、ベイカレント・コンサルティングは、営業とコンサルタントの分業制を採用しており、コンサルタントはプロジェクトに専念できる環境を整えています。これにより、高い稼働率とクオリティの高いサービス提供が実現されています。さらに、価格競争力の高さも同社の特徴であり、外資系コンサルティングファームと比較してコストを抑えたサービスを提供しています。
社名 | 株式会社ベイカレント・コンサルティング |
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URL | http://www.baycurrent.co.jp |
設立 | 1998年3月25日 |
代表 | 代表取締役社長 阿部 義之 |
資本金 | 282百万円 |
売上高 | 939億円(2024年2月期) |
従業員 | 4,761名(2024年4月時点) |
所在地 | 〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー |
沿革 | 2014年8月本社を東京都港区に移転2016年9月東京証券取引所マザーズに株式を上場 2018年12月東京証券取引所市場第一部への上場市場変更 2022年4月東証プライム市場へ移行 |
その他 | 2020年4月 国連グローバルコンパクト加盟 2020年5月 日本ディープラーニング協会加盟 2022年3月 健康経営優良法人(ホワイト500)2022認定 2022年4月 メタバース推進協議会 正規一般会員 2022年8月 フォーブスアジア「Best Under A Billion」選出 2022年8月 日本ブロックチェーン協会 賛助会員 2022年9月 子育てサポート企業 くるみん2021の認定 2022年9月 XRコンソーシアム 法人会員 |
ベイカレント・コンサルティングのキャリアパス
キャリアステップの概要
ベイカレント・コンサルティングでは、個々人の適性や考え方に応じた段階的なキャリア形成をサポートしています。社員はまずアナリストとしてキャリアをスタートさせ、次にコンサルタント、シニアコンサルタントへとステップアップしていきます。この過程で、徐々に難易度の高い役割を担い、専門性を磨いていきます。
各キャリアステップの詳細
ベイカレント・コンサルティングのキャリアパスは、アナリストから始まります。アナリストはデータ分析や業務プロセス改善の基礎的な業務を担当し、課題解決のための基本的なスキルを習得します。次にコンサルタントとしてステップアップすると、より広範な業務プロセスの改善を担当し、課題の見極めや解決策の提示、複数のタスク管理が求められます。さらにシニアコンサルタントになると、チームリーダーとして業務領域の変革を推進し、プロジェクト全体を指導するリーダーシップが重要です。
- アナリスト
- コンサルタント
- シニアコンサルタント
上位ステップへの道
ベイカレント・コンサルティングでは、マネージャーがプロジェクトリーダーとして組織の変革を推進します。変革の目標を設定し、チームを導く強力なリーダーシップが求められます。一方、エキスパートは特定分野での高度な専門知識を活かし、複雑な問題に対する解決策を提供します。業界全体への影響力を発揮し、知識を共有する役割も担っています。このように、各職位で求められるスキルと役割が明確に定義されています。
- マネージャー
- エキスパート
出典:ベイカレント・コンサルティング 公式サイト キャリアパス
キャリアパス まとめ
ベイカレント・コンサルティングのキャリアパスは、社員が自分の適性や考え方に応じて段階的にキャリアを築き、専門性を高めるための仕組みが整っています。アナリストから始まり、コンサルタント、シニアコンサルタント、そしてマネージャーやエキスパートへと進むことで、個々の強みを活かしながら成長できる環境を提供しています。
ベイカレント・コンサルティングの年収
ベイカレント・コンサルティングの年収情報(公式:2024年6月時点)
職位 | 年収範囲(万円) |
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コンサルタント | ー |
ベイカレント・コンサルティングの年収情報(口コミサイト:2024年6月時点)
職位 | 年収範囲(万円) |
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コンサルタント | 908万円(350万円~2,500万円) |
営業 | 643万円(400万円~1,000万円) |
マネージャー | 1,286万円(1,100万円~1,500万円) |
ベイカレント・コンサルティングの評判・口コミ
ベイカレント・コンサルティングに関する口コミはネット上では以下のように語られています。あくまで参考としてご確認ください。
ワークライフバランスは、配属されるプロジェクトに大きく影響されるため、一概に言えません。しかし、会社の方針として残業を抑制しようとする姿勢が強く感じられるため、ハードな働き方を求められるプロジェクトは少ないのではないかと考えています。 残業時間の上限は月45時間の制約があり、それ以上残業したい場合はアカウント担当に承認を貰う必要があり、特別な事情がない限りは45時間以上残業しないように制限がかかります。
また、有給についてもプロジェクト次第であるため、プロジェクト参画中は業務状況次第です。客先が積極的に休みを取るような環境であれば比較的取得しやすいですが、クライアントは高いコンサル費を払っていることもあり長期休暇は難しいです。そのため、お盆や正月などの長期休暇に絡めて取得することが多いです。
(ベイカレント・コンサルティングのopenworkより)
入社を決めた理由:ワンプール制のため、未経験の業界にチャレンジできると考えたため。中途採用の場合は即戦力採用となる場合が多く、第二新卒を除くと未経験の業界に飛び込むことは難しい。
「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」:未経験の業界に挑戦するチャンスはある。実際に未経験の業界を担当することができた。しかし、希望する業界にアサインされるわけではなく、タイミングなどの重要素も必要となることを認識した方がよい。また中途採用の場合、自身の経験が少なければ、ファースト案件から未経験の業界に挑戦することはおすすめしない。
やはりパフォーマンスを求められるため、信頼やキャリア担当、アカウント担当とのリレーションが構築できていない中で、未経験業界への希望を出して通る事は少々厳しいと考えられる。最初の案件は、即戦力としてパフォーマンスを発揮することに注力して業界の希望出しをし、あわよくば未経験の業界を担当できればくらいのスタンスがよいと考える。
(ベイカレント・コンサルティングのopenworkより)
入社を決めた理由: コンサルタントが1つの部署に所属するワンプール制をとっており、業界や領域に縛られない幅広な経験を若いうちから積むことができると思ったため
「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」: 案件アサインの度に面談があり、どうしても今までの経験を重視した選考になるため大きく違う領域の案件に入ることは困難。また近年の大量採用の結果、コンサルタント数が急増し、それに見合う案件を獲得できていないため、実力がないとアサインされること自体困難になりつつある。
(ベイカレント・コンサルティングのopenworkより)
働きがい:給与面は他ファームと比較しても高い。実力主義という文化があるため、上位職からの評価が高ければ、給与に反映される。
成長・キャリア開発:コンサルワークを身に付けるには問題ないと思うが、中長期的なキャリア形成を見据えた際に自身の専門領域を確立することが難しくワンプール制の弊害はある。社内で自身が身につけたい専門領域を担当しているパートナー等との関係性構築を図り、参画するプロジェクトを選定するような社内政治的なスキルも必要である。
(ベイカレント・コンサルティングのopenworkより)
働きがい:周りのコンサルタントのメンバーは非常に良い人たちが多く、働きやすい雰囲気だった。中途入社の同期も人柄に優れている人が多く、好感が持てた。
成長・キャリア開発:キャリア開発に関しては、会社がレールを敷いてくれるものではないので、自分で積極的に考えていく必要がある。大手コンサルティングファームでは、インダストリーやサービスごとに区切られた組織に所属するので、特に意識しなくても、自分のキャリアが想像しやすい。一方でワンプール制であるということは、キャリアを意識しないままでいると何ができるかわからない人間になってしまうリスクがある。ワンプール制なのでは、「なんでもやります!」という気概の人が多いと思うが、逆説的にある程度自分のキャリアプランを想像し、それに合致する経験を積んでいかないと、いずれは困ってしまうのではないかと思う。社内営業を満たし昇進できても、市場価値を高める意識を持たないと、いざというときに転職に苦労すると思われる。
(ベイカレント・コンサルティングのopenworkより)
ベイカレント・コンサルティングの求人情報
- <コンサルタント>
- 応募資格: 4年制大学以上を卒業後、社会人経験3年以上の方
- 就業場所: 東京本社(麻布台)
- 就業時間: 専門業務型裁量労働制
ベイカレント・コンサルティングの福利厚生
ベイカレント・コンサルティングでは、社員の資産形成を支援するための社員持株会制度を提供しています。全ての社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)を完備しており、自社の健康保険組合を設立して社員の健康を手厚くサポート。毎年の健康診断および人間ドックも会社負担で受診できます。また、カフェテリアプランを通じて医薬品やスポーツクラブの利用など多様な選択肢を提供し、ベビーシッター費用補助制度や企業主導型保育園で育児支援も充実しています。さらに、全社パーティーを定期的に開催し、社員同士の交流を促進しています。
- 社員持株会
社員が自社株を購入できる制度を提供し、資産形成を支援します。
- 各種社会保険完備
健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険など、全ての社会保険を完備しています。
- 自社健康保険組合
社員の健康を守るため、自社の健康保険組合を設立し、手厚いサポートを提供しています。
- 健康診断・人間ドック
毎年の健康診断および人間ドックを会社負担で受診できます。
- カフェテリアプラン
社員が自由に選択して利用できるカフェテリアプランを提供しており、医薬品や健康関連用品の購入、スポーツクラブ、旅行などに利用できます。
- ベビーシッター費用補助制度
ベビーシッターの利用費用を補助する制度を設け、育児をサポートします。
- 企業主導型保育園
社員が安心して働けるように、企業主導型の保育園を運営し、子育てを支援しています。
- 全社パーティー
社員同士の交流を深めるために、全社パーティーを定期的に開催しています。
ベイカレント・コンサルティングのまとめ
ベイカレント・コンサルティングは、日本を拠点とする総合コンサルティングファームとして、多岐にわたるサービスを提供しています。特にデジタルトランスフォーメーション(DX)の分野で高い評価を受けており、クライアント企業の業績向上を支援するための戦略策定から実行支援までを一貫して行っています。同社の特徴として、ワンプール制を採用しているため、社員は幅広い業界や業務領域での経験を積むことができる点が挙げられます。また、充実した福利厚生制度やキャリアパスの明確さも、社員の成長と働きやすさをサポートしています。総じて、ベイカレント・コンサルティングは、挑戦する意欲を持つプロフェッショナルにとって魅力的な職場環境を提供しています。
FAQs
ベイカレント・コンサルティングでの中途採用人数はどのくらいですか?
ベイカレント・コンサルティングでは、毎年約500人が新たに加わり、2023年2月期には1,000人が増員されました。新卒の採用は年間100-150人程度ですが、中途採用は約400人以上が採用されています。
ベイカレント・コンサルティングはなぜ人気があるのですか?
ベイカレント・コンサルティングは、年収の高さ、成長の機会の多さ、及びその後のキャリアパスの広がりから、転職市場で非常に人気があります。
参考文献
[1] – https://assign-inc.com/media/2022/12/15/post-15358/
[2] – https://www.antelope.co.jp/navigation/consul/special/baycurrent/
[3] – https://www.onecareer.jp/companies/96/selection_steps
[4] – https://doda.jp/DodaFront/View/CompanyJobs/j_id__10148338834/
[5] – https://talentsquare.co.jp/career/baycurrent-salary/
[6] – https://en-hyouban.com/company/10200093404/salary/
[7] – https://remedy-tokyo.co.jp/media/2085
[8] – https://www.baycurrent.co.jp/careers/joinus/newgraduate/
[9] – https://assign-inc.com/media/2023/07/04/post-17479/
[10] – https://www.baycurrent.co.jp/careers/growingenvironment/